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自家製バゲットの仕込み その1

当店のパンは自家製です。もう、自分のところで焼きだして10年くらい経ちます。

小麦の原価が高くなりジワジワと値段が高くなり出したころからパンを自分で焼いてみようとなりました。

とは言ってもなかなか簡単な分野でないのは10も承知しておりました。

しかも10年もフランスに住んでましたのでパンの味にはこだわりがあります。ようは美味くないとダメなのです。調べてみたわかったのは、フランスパン(バゲット)はパン作りの中でも難しい部類になるとの事だったのです。そんなこんなで始まったパン作りの旅でした。

最初は、一般的なレシピからスタートするわけですが、まず、粉がありません。仕方ないので、普通の小麦粉を使ってイーストなどを加えてつくってみましが、全然、違います。餅みたいな味でした。。。しかもあの薄いクリスピーな感じの皮にならないのです。焼き温度かな?なんだろう?と首を傾げてさらに調べていくと、まず、フランスパン用の粉というものがあって、タンパク含有量の少ない粉が使われています。なので、あのカリッとした食感の軽いパンが焼けるのです。。。すでに、根本から間違えてたわけです。。。ちょこちょこと粉を取り寄せて自分の思う味の粉を探しました。

そのおかげでカリッとしたパンは焼きあがるようになったのですが、まだまだ、あの独特の甘みが足りない?砂糖も足してみたのですが、これは、焼き上がりも後味も全然違うのでやめました。 バゲットは、基本的な材料に砂糖を加えません。粉と塩とイーストと水だけです。シンプルなのです。 このシンプルな材料でパンを発酵させ、更に、味に個性を出すのはなかなか腕の見せ所なのです。 さて、次に取りかかったのは、天然酵母のルバンでした!!また、続きは次回に。。。


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