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7月15日夏の夜のアルペジオ


東京よりジョンジョンフェスティバル、トリコロールでおなじみのアニーこと中村大史さんとリュート奏者の井上周子のコンサートでした。

定期的に活躍中のミュージシャンをお招きして、レストランコンサートを開催しております。なかなか馴染みの薄いジャンルの音楽をその道のトッププレーヤが演奏してくれますので、クオリティは毎回折紙付です。

以前は、レストランコンサート用にコース料理などご用意していたのですが、そうしますと人数も限られますし、お値段もかなり高額になりますので、最近は、バルスタイルのおつまみや手軽なワンプレートなどをご用意しまして、より音楽を楽しんでいただく形でやっております。そういう日頃と違うお料理も皆様にご好評いただいています。

珍しいアニーのギターソロ、ダンスチューンなアイルランドユニットで活躍しているアニーのソロは、かなり彼の音楽性を前面に出した演奏でした。チューニングを下げミュートした珍しいギターをチョイスするあたり、かなりのこだわりを感じました。リュートも音を紡ぐ楽器ですが、彼のギターの音も弾くというのではなく紡ぐという感じでした。

コンサートは、アニーのソロからで、演奏が始まると一気にシーンとし、静寂がホールに訪れました。4月に発売された彼のソロアルバムからの選曲、何度も聞いてましたが、ライブでは、さらにリズムの輪を広げたり縮めたり独特のグルーブ感が彼の楽曲をさらにリッチで立体的な音へと昇華させてくれました。静かで、まるで暗闇が訪れた田畑を月明かりを頼りに歩き進めていると周りから聞こえて来る虫の声や風の音、それは、自然の音のような感じでした。

ほどよくして井上周子がキャンドルを運んでくるパフォーマンス、照明もさらに落ち、キャンドルに浮かぶステージはさらに幻想的になっていきます。ここでリュートを持った井上が登場し、二人のデュオが始まります。

弾き物2台でどうなるのか?と思いましたが、二人の技術力と音の調和性がマッチした最高のデュオ

途中休憩を挟み

井上のソロ アイルランドの民謡、イギリスの古楽、リュートによるヨーロッパの古楽の演奏は、より深い湖のように静かな広がりを感じさせてくれました。

お互いのソロがすみ、再びデュオ、リュートの楽曲をギターとリュートで、当時、先生と生徒がレッスンで弾いていた曲やアニーの楽曲のデュオ演奏など、まさにこの時だけの即興セッションでした。

贅沢な音の湖に揺れる小船に乗ったかのような2時間はあっという間に過ぎました。

なによりお客様の満足の声がいっぱいでとても充実したコンサートでした。

れおリオンドールでは、このようなコンサートを定期的にやっております。情報は、ホームページ上にてお知らせしておりますので、ご確認ください。


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